お寺の紹介

引接寺の歴史

 引接寺は浄土宗善導寺派に属し、室町時代の文明11年(1479年)に僧・喰虎が開基しました。当初は「遍光山」と号し、瀬高地域の念仏根源として栄えました。
 享保17年(1732年)の大火で本堂や寺宝を失います。その後、立花帯刀家3代の立花茂之(道印)の援助により、寛保元年(1741年)に再建されたのち、茂之の院号「聖龍院」にちなみ、寺の山号が「聖龍山」(しょうりゅうざん)と改められました。

御本尊

 引接寺のご本尊は、阿弥陀如来です。その慈悲深い姿は、訪れる人々に安らぎと救いをもたらします。
 静かに手を合わせれば、優しいまなざしが心の迷いを包み込み、深い平安へと導いてくれます。長い年月を通じて多くの祈りを受け止めてきたご本尊は、境内の中心にあり、信仰の象徴として静かに輝き続けています。

檀信徒会館大広間

 引接寺の大広間は、広大な空間を誇り、大人数を収容できる設備が整っています。その広さと開放感は、法要や集会、儀式などを執り行うのに最適で、多くの参列者が集まっても心地よく過ごすことができます。

引接寺墓苑

 引接寺の墓苑は、静かな空気が流れる荘厳な場所です。歴代の上人や立花帯刀家の墓が並び、訪れる人々に深い敬意と安らぎをもたらします。
 故人への祈りを捧げることができるこの墓苑では、新たな加入者を歓迎しております。詳細はお問合せください。

鐘つき堂

 引接寺の梵鐘は、大晦日には108回、煩悩を除き新年を迎えるために鳴らされます。除夜の鐘は、どなたでも鐘をつくことができ、参拝者はその鐘の音と共に心を清め、過ぎ去った一年を振り返りながら新しい年を迎えます。

樹齢600年の大楠

 引接寺の大楠は、樹齢600年を誇る寺の守り木です。その太く力強い幹と広がる枝葉は、大地に深く根を張り、悠久の時を物語ります。
 訪れる人々は、この木の下で自然の偉大さに触れ、時代を超えた生命の息吹を感じることでしょう。

樹齢450年の大銀杏

 引接寺の大銀杏は、秋になると黄金色に輝き、境内を彩ります。
 長い年月を経て佇むこの木は、訪れる人々の祈りや思いを静かに見守りながら、季節ごとの美しさで心を癒してくれる、時の語り部です。